福岡県出身。90年、映画「東京上空いらっしゃいませ」(監督・相米慎二)でデビュー後、同年、映画「つぐみ」(監督・市川準)に主演。
その年の賞を総ナメにし、ドラマ、歌、CMなど多方面に活躍の場を広げ、現在に至る。
舞台では、'91年のミュージカル「バルセロナ物語」が初舞台。
その後、'92年「飛龍伝92」(作・演出・つかこうへい)'96年「狸御殿」(演出・宮本亜門)「晩菊」(杉村春子と共演)'97年「カルメンと呼ばれた女」(演出・蜷川幸雄)など演劇界の大御所たちとの舞台を経て、いよいよ野田作品への登場である。
青森県出身
'84年10月よりWAHAHA本舗に参加。
劇団公演以外にも、「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ」などで、独自の世界を展開。演劇ファンのみならず、業界内フリークも多く、映画、ドラマ、CM、舞台の外部出演など、特異な存在感と柔軟な演技力が注目を集めている。
最近は映像面での活躍も目立ち、'97年「ラブ&ポップ」(監督・庵野秀明)'98年「SFサムライ・フィクション」(監督・中野裕之)など話題作が続いている。
野田作品は、'95年「贋作・罪と罰」以来2度目の出演。
1976年に「夢の遊眠社」を結成。数々の話題作を上演し、演劇界に大きな影響を与える。'92年に劇団を解散後、イギリスに留学。帰国後の'93年にNODA・MAPを設立し、『キル』『パンドラの鐘』『THE BEE』など、次々と話題作を発表。海外の演劇人との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2009年10月、演劇分野において日英の交流を発展させた功績を認められ、大英帝国勲章(OBE)を受章。'10年朝日賞受賞。‘12年第3回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。