テレビ・映画・舞台と幅広く活躍中。1988年に映画デビュー。主な出演作に、映画『(ハル)』『阿修羅のごとく』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』、テレビ『踊る大捜査線』『恋のチカラ』『西遊記』『CHANGE』、舞台『カメレオンズ・リップ』『春琴』『ベッジ・パードン』『ガラスの動物園』など。第43回紀伊國屋演劇賞個人賞、第16回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。2010年映画『悪人』では、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞、第34回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。野田作品へは、『桜の森満開の下』、第4回『キル』、第6回『半神』番外公演『農業少女』、第10回『走れメルス』に続き、6度目の出演となる。
88年、大人計画を旗揚げ。作・演出を手掛け、役者としても活躍。97年「ファンキー!?宇宙は見える所までしかない?」で第41回岸田國士戯曲賞を受賞。野田×松尾の顔合わせは、演劇ファンの注目の的。
大阪府出身。90年、早稲田大学演劇研究会に入会。同年秋、「双数姉妹」の旗揚げに参加。恵まれた身体が醸し出す豊かな母性と雅楽的な安らぎを感じる独特の声が魅力。「双数姉妹」の看板女優。主な出演作は「スサノオ?魔性の剣?」(劇団☆新感線)「29歳の女たち」(博品館劇場)など。
劇団公演以外の活躍も目覚ましく、「半神」(99年)、「東京サンダンス」(RUP/00年)。「滅びかけた人類、その愛の本質とは・・・」(宮本亜門演出/00年)等の話題作出演が続いている。
1976年に「夢の遊眠社」を結成。数々の話題作を上演し、演劇界に大きな影響を与える。'92年に劇団を解散後、イギリスに留学。帰国後の'93年にNODA・MAPを設立し、『キル』『パンドラの鐘』『THE BEE』など、次々と話題作を発表。海外の演劇人との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2009年10月、演劇分野において日英の交流を発展させた功績を認められ、大英帝国勲章(OBE)を受章。'10年朝日賞受賞。‘12年第3回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。